2017年5月11日木曜日

豊島支部講習 新ケア理容~season2~

豊島支部では、平成29年4月10日13時から東京理容会館において「新・ケア理容~season2~」として、としまケア理容認定講習会が行われました。

前半は認知症サポート講習とし、講師をしてくださったのは、民生委員もされているキャラバン・メイトの穏岐あさ子さんによって認知症を理解するために正しい知識をもつことで尊厳ある暮らしを皆で守ることを目的とし、認知症を引き起こす主な病気や症状、加齢による物忘れとの違いなどを説明していただき、認知症に最初に気付くのは本人であり、その苦しみや悲しさを和らげるための家族や地域での取り組み方や支援によって尊厳ある暮らしを守ることが大切だということを学びました。

後半は東京ケア理容プロジェクト講師の大桃祐一講師(全理連中央講師)、中戸川智恵講師(東理同組専任講師)、中村拓慈講師(東理同組講師)、武内章隆講師(東理同組講師)によるケア理容講習season2として団塊世代が後期高齢死者に突入する2020年問題を目前に控え、福祉施設やご自宅への出張ヘアカットのニーズが高まっていくことをボランティアではなくビジネスとして取り組むための実際に行った訪問理容の経験の中から生まれた施術のコツや道具の紹介や訪問理容の注意点、アプローチの仕方を説明していただき、実際にウイッグを使ってのデモストで3パターンの状況にあわせたカットを紹介していただきました。

平成28年4月1日より障害者差別解消法が施行されたことによって、障害を理由とした不当な差別が禁止され、合理的な配慮を行うことが事業者の努力義務となりました。
理容業者もその特徴を知って、どのように配慮することができるか、事前にソフト面・ハード面・接客面の準備を行い、地域と協力し、自分の店舗にあったスタイルを見つけていくことが必要と感じた講習会でした。

✒豊島支部 広報 佐藤貴史